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女性も要注意?「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策と予防方法

最終更新日:2020.10.26

「加齢臭」「ミドル脂臭」など、オヤジ臭と呼ばれてきた体臭はミドル世代の男性に多いと思われがちですが、実は最近では20~30代の若い人や女性でも悩んでいる方が増えていると言われています。

年齢とともにひどくなりがちな体臭は、早く気づいて対策をすることが大切です。 今回は、大人の気になるニオイの対策と予防方法をご紹介します。

「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策と予防方法 「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策と予防方法

「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策と予防方法

1.気になるニオイ、体臭って?

気になるニオイ、体臭って?気になるニオイ、体臭って?

■体臭とは

体臭とは、汗などの分泌物や老廃物と皮膚常在菌などが原因で体から発せられるニオイのこと。

体臭には個人差があり、年齢、性別、遺伝、生活習慣が関係しています。例えば、一般的には日本人よりも肉類を多く食べる欧米人の方が体臭が強い人が多く、これは生活習慣や食事の違いが関係していると言われています。

■体臭の原因

「体臭は汗の臭い」と考える方が多いのですが、実は皮脂や汗そのものはほとんど無臭と言われています。

皮膚上にはさまざまな種類の菌(皮膚常在菌)が存在しています。
汗は、分泌されたばかりではほぼ無臭ですが、時間が経って皮膚常在菌が汗と混じることで、汗に含まれる不純物(脂質やタンパク質、ミネラルなど)が酸化、分解されて、不快なニオイを発するようになると言われています。

また、体臭の中にも汗や皮膚の雑菌、年齢や生活習慣が原因なだけでなく、病気が原因で特有の体臭を放つことがあります。

便秘や腎機能の低下は、アンモニア臭や便の腐敗臭が体臭となってしまう原因になり、脂漏性皮膚炎や糖尿病、甲状腺機能亢進症やパーキンソン病でも独特の体臭がでるようになるといわれています。

このように、いつもと違う体臭を強く感じるようになったら医師に相談することも検討してみてください。

■汗の種類

皮膚には皮脂を分泌する「皮脂腺」と、汗を分泌する「汗腺」があります。

その中でも、汗を出す汗腺には、全身の皮膚表面に存在するエクリン腺と、わきの下に多く、乳首、下腹部等に分布するアポクリン腺があり、これらの汗腺はそれぞれ汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。

エクリン腺からでる汗(エクリン汗)は、約99 %が水で、ほかは塩分やアミノ酸、尿酸などで構成されています。肌の常在菌が多かったり、清潔にしていないと菌が増殖しやすくなり、時間とともに体臭が発生します。

一方、アポクリン腺から分泌される汗(アポクリン汗)は、水のほかにタンパク質や脂質、脂肪酸など、独特のニオイになりやすい成分を多く含んでいます。

本来、アポクリン汗のニオイは性的に異性を惹きよせるなど、動物におけるフェロモンに似た役割を果たしていたと考えられています。

また、アポクリン汗はワキガなどの強い体臭の原因になりやすく、腋臭の他にも加齢臭やミドル臭の原因もアポクリン腺から分泌される成分が原因と言わています。

■ニオイの男女の差?

ニオイの男女の差?ニオイの男女の差?

男性と女性では体臭の強さが違うと言われ、一般に皮脂などが多い男性のほうが女性より体臭が強いと言われています。

ただ、女性も年齢とともに汗を抑える働きのある女性ホルモンが低下することで、汗や体臭が気になり出すと言われています。閉経前後に汗をかきやすくなったり、枕や衣服からいやなニオイがするなど、急に体臭が気になるのはそのためです。

2.加齢臭とは

加齢臭とは加齢臭とは

最近では、男性女性問わず「加齢臭」を意識する人が増えています。

では、加齢臭とはほんとはいったいどのようなニオイなのでしょうか?

■加齢臭の特徴

・50代以降から本格化
・皮脂成分が酸化されて発生
・胸や背中などの体幹部を中心に発生
・青臭く、枯草のようなニオイが特徴

加齢臭とは、中高年特有の「青臭い、枯草のようなニオイ」のこと。
50代以降から本格的に発生、皮脂成分が酸化されることで加齢臭となります。

加齢臭は、主に背中や腰などの上半身から発生すると考えられています。
また、今では一般的に使われている「加齢臭」という言葉は、加齢臭の原因を発見した資生堂社がそのニオイにつけた名前だと言われています。

■加齢臭の原因

加齢臭は、40歳を過ぎた頃から増え始める「ノネナール」というニオイ物質が原因です。

ノネナールは、年を重ねるとアポクリン腺から分泌される皮脂の中に「パルミトオレイン酸」という脂肪酸が増え、それが皮膚常在菌などによって酸化・分解されることで発生します。

ノネナールは男女問わず、年齢とともに増えるので、男性に比べ皮脂量の少ない女性でも加齢臭に悩んでいる人が増えています。特に皮脂量が増える暑い季節は注意が必要です。

3.ミドル脂臭とは

ミドル脂臭とはミドル脂臭とは

年齢とともに気になるニオイには、加齢臭の他に「ミドル脂臭」というものも存在します。

実は加齢臭の枯草のような臭いは、単体ではそんなに不快なニオイではないと言われ、このミドル脂臭と混ざることで、あの「おじさん臭」になると言われています。

■ミドル脂臭の特徴

・30代半ば~50代半ばで発生
・汗中の乳酸が分解され、皮脂と混じって発生
・頭皮、耳の後ろ、首を中心に発生
・使い古した油のような強烈なニオイが特徴

ミドル脂臭とは、30代半ば頃から気になり始める「使い古した油のようなニオイ」のこと。汗中の乳酸が分解され、皮脂成分と混じることで、強烈な脂性臭が発生します。

ミドル脂臭は、主に頭皮や耳裏などの後頭部まわりから発生すると考えられています。
「枕のニオイが気になる」原因といわれています。

■ミドル脂臭の原因

ミドル脂臭は「ジアセチル」というニオイ物質が原因です。
ジアセチルは、汗中の乳酸が皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に分解されることによって発生、さらにこの「ジアセチル」と「皮脂(脂肪酸)」が混ざることで、不快なミドル脂臭になると言われています。

ミドル脂臭は「後頭部~首の後ろ」の汗が多くなると発生する可能性が高くなります。

30代後半以降、男性がよく汗をかく部位は「ワキ」から「後頭部~首の後ろ」へと変化し、さらに40代以降、頭皮脂に粘性が出てくるため、年齢とともにどんどん脂臭が気になると言われています。

また、ミドル脂臭の原因「ジアセチル」を発生させる「乳酸」は、運動不足や加齢などで汗を作り出す汗腺が衰えることで分泌量が増えます。

更年期の女性に多いホットフラッシュや多汗症などで一気に吹き出る汗にも、乳酸が多く含まれているため、ミドル脂臭も男性だけでなく女性も注意が必要です。

4.加齢臭&ミドル脂臭の対策方法

加齢臭&ミドル脂臭の対策方法加齢臭&ミドル脂臭の対策方法

加齢臭やミドル脂臭等のニオイは、「頭」「耳裏」「胸」「首周り」「背中」「わきの下」など全身から分泌されます。こういった体臭は、なかなか自分では気づきにくく厄介です。知らず知らずのうちにスメハラをしてしまっていた…なんてことも。

ここでは、日常生活の中でできる体臭対策をご紹介します。

■朝シャワーで余分な皮脂を洗い流し、肌や頭皮の清潔を保つ

朝シャワー朝シャワー

昼間に活動している間だけでなく、寝ている間にも皮脂はたっぷりと分泌されています。

体のべたつきを感じなくても、背中など皮脂の分泌量が多くニオイの元になりやすい部分は、出かける前のシャワーで余分な皮脂を洗い流すことで、「出かけてすぐ臭う!」という事態を回避することが出来ます。

■外出時も小まめに汗を拭き取る

小まめな汗拭き小まめな汗拭き

加齢臭やミドル脂臭は、脂肪酸を含んだ皮脂や汗が分泌され、雑菌と混ざることで発生します。

汗や皮脂を小まめに拭き取ることで、菌とニオイの元が混ざることを防ぎます

また、ニオイの原因物質は衣類にも残るので、1度着た肌着は着まわさない、洋服は小まめに洗濯やクリーニングすることがおすすめです。

■運動などで汗をかく習慣をつける

汗をかく習慣汗をかく習慣

汗を作り出す汗線の働きが低下すると、汗の中ににおいの原因となる脂質や乳酸が分泌されやすくなります。

汗をかく習慣をつけ、ねっとりした汗からサラサラの汗をかけるようになることで、ニオイにくい体づくりに期待できます。

■酸化を抑える成分を摂る

抗酸化成分抗酸化成分

ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、ポリフェノールなどの酸化を抑える「抗酸化成分」は、ミドル脂臭の原因となる皮脂の酸化や、加齢臭の原因の「ノネナール」に関係する活性酸素の働きを抑えます。

毎日の食事で、果物やナッツなどで摂取できない場合は、サプリメントの活用もおすすめです。

また、お肉などの動物性の脂肪を多く摂りすぎると、加齢臭だけでなく体臭そのものを強める原因になるので、食生活が偏りがちな場合は注意しましょう。

■デオドランド石鹸やシャンプーをつかう

体臭用石鹸体臭用石鹸

デオドランド用品は、制汗剤などもいろいろ出ていますが、ピンポイントでケアできるワキとちがって、加齢臭やミドル脂臭が発生する場所は背中や頭など、ニオイ対策がしにくい場所が多いと言われています。

そこでおすすめなのが、全身洗える「デオドランド石鹸」や脂臭に特化した「デオドランドシャンプー」。水では落としにくいニオイの発生源から徹底アプローチしてくれます。

ミドル脂臭は皮脂に蓄積されるので、粘性の高いねっとり皮脂もしっかり洗浄するだけでなく、頭皮に潤いを与えて皮脂の出にくい頭皮環境を作ることも大切です。

朝にシャワーを浴びても、時間が経つとだんだん匂いが気になってくる…という方は、こういったデオドランド石鹸やシャンプーを活用しましょう。

5.専用石鹸で加齢臭やミドル脂臭を撃退!

エフタスデオソープエフタスデオソープ

専用のデオドランド石鹸は、通常の石鹸と異なり、洗浄だけでなく悪臭の原因を抑える様々な有用成分が配合されています。

加齢臭やミドル脂臭対策用のデオドランド石鹸は、下記の4つのポイントを意識して選んでみてください。

・皮脂をとりすぎず、余分な皮脂だけやさしく洗い流せるか
・洗った後の雑菌増殖を抑える抗菌力があるか
・皮脂の分泌を抑える潤い成分が入っているか
・ノネナール対策ができる成分が入っているか

ニオイに悩んでいる人にとっては、ニオイも一緒に取り去ってくれそうな強い洗浄力の石鹸は魅力的に見えるかもしれませんが、実は注意が必要です。

皮脂は肌の潤いを守る役割があるため、洗浄力が強すぎる石鹸では肌の乾燥を引き起こし、逆に皮脂分泌が活性化されニオイの原因になる場合があります

また、加齢臭対策には、ノネナール対策ができる成分を含んでいる石鹸かどうかを調べてから購入することがおすすめです。

■おすすめの成分

・銀イオン
銀イオンは、アメリカでもとてもポピュラーな成分。アメリカの家庭には常備されており、肌トラブルをケアするために肌に直接塗ったり、菌を寄せ付けないため冬の健康対策にも用いられています。
優れた抗菌力を持つ銀イオンは、汗をかいた際に雑菌と汗が混じらないように働き、嫌なにおいをブロックしてくれます。

・柿タンニン(柿渋エキス)
渋柿の苦味成分のタンニンは体臭の原因である菌の繁殖を防いでくれるほか、渋柿に含まれるポリフェノールの抗酸化作用により、皮脂の酸化を防ぎニオイにくい肌作りに期待されています。柿渋には赤ワインの何倍ものポリフェノールが含まれています。

・ミョウバン
酸性のミョウバンは、アルカリ性の汗を中和、不快なアンモニア臭がしにくくなると言われています。また、汗そのものを出にくくする制汗作用にも期待されています。

・クロロフィル
クロロフィルは、野菜や海藻などに存在する緑色の色素のこと。お肌を清潔で健康な状態に整え、殺菌作用にも期待されています。

・炭
木炭は、ニオイ吸着して消臭してくれる働きを持ちます。冷蔵庫の中や、部屋の消臭にも使用されています。

【保湿成分や整肌成分もおすすめ】

潤いのある健やかな肌は、皮脂の分泌が最小限となりニオイも発生しにくくなります。

・セラミド
・コラーゲン
・アルガンオイル 
・死海の塩

6.石鹸とボディソープの違い

固形石鹸とボディソープの違い固形石鹸とボディソープの違い

体を洗うものには、石鹸とボディーソープがありますが、体臭予防には固形石鹸のほうがより効果的であると言われています。ボディーソープは、色々優れた成分が入っているものもありますが、基本的には汗と同じ酸性です。

対して固形石鹸は、酸性であるニオイの元や皮脂を中和して洗い流してくれます
洗った後は肌は弱酸性の性質に戻りますので、たっぷりの泡で優しく洗い、すすぎ残しのないように使うようにしましょう。

7.まとめ

年齢が上がるにつれて、どうしても気になる体のニオイ。自分の体臭だけでなく、パートナーの体臭が気になるということもあるかと思います。

体臭は、毎日の生活習慣やちょっとした気配りや毎日のバスタイムでの工夫で改善されることが多いと言われています。

また、体臭予防のデオドラント石鹸やシャンプーなども上手に活用して、周りの目を気にしなくても良い、ニオイに自信のある身体を手に入れましょう。

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